ギターの型
★ストラトキャスター
エレキギターを最初に買うならこの型がおすすめで、色んなジャンルに対応出来ます。シングルピックアップというものが3つ付いてるものが主流で高音域がよく出ます。ただ、はっきりとやりたい音楽、ジャンルなどが決まっている場合には選択しな い方が良い時もあると思います。ジャズなどの丸い音を出したい時や、重たい系のアメリカンハードロックなどは後述するレスポールタイプや箱物が良いでしょう。
★レスポール
Gibson社で有名な型です。こちらも定番の形で人気の高い型です。ハムバッカーというピックアップが付いていて、低音域が特に出るギターとなっています。ストラトキャスターと対照的なギターです。音もずっしりとしていますが、重量も重いので女性や子供さんには向かないかもしれません。
★テレキャスター
ストラトキャスター同様、フェンダー社で有名なギターです。こちらはストラトキャスターよりも更に高音域の音が出るので、基本、出音は「ジャキジャキ」しています。好みが分かれるギターではありますが、重量が軽いのでボーカルギターの方には人気のある型です。
★箱物
ギブソン社のES-335やL-5などで有名、且つベテランの方に特に人気のある渋いギターです。使用用途はハウリングなどのことからも限られてきますが、ギターのボディの一部、または全てが空洞になっているので、独特のエアー感のある丸い音が得られます。セミアコとフルアコに分かれますが、セミアコは一部空洞、フルアコは全て空洞です。(セミアコはストラトキャス ターやレスポールとフルアコの中間に位置するギターと思って頂けたらと思います。フルアコに比べ使用用途は広がります。)ジャズ系の音楽をする方はほぼ、この箱物、特にフルアコが好まれます。
★変形ギター フライングVなど、奇抜な形をしたギターを「変形ギター」と呼びます。これらは主にハードロックの音楽をやられる方が多いと思います。レスポールに近い音だと思います。
アコースティックギターは基本的にその方の体格に合わせて頂くのが一番と思います。女性や子供向けに小型ボディの物も出ています。ボディが大きければ大きいほどにギターの「鳴り」は大きくなります。ソロなどを弾くことも前提でしたら、カッタウェイといってボディの片側がえぐれている(カットされている)タイプを選ぶとハイポジション(高い音)が弾きやすくなります。
ギターの値段と種類
1万円〜3万円
今では色んなブランドから手頃なギターが売られています。形も定番のストラトキャスター、レスポールをはじめ、V型の変形物まで。メリットはその安さになりますが、安い程に材質、各部のパーツが安価な物になります。その為、購入後も「チューニング狂い」等が頻発すると 考えてください。最初のギターとしては良いと思いますが、直ぐにワンランク上の物が欲しくなるかもしれません
3万円以上〜10万円
(Fender Japan,Epiphone,YAMAHA,FUJIGEN等)各メーカーから「標準」のギターが出ています。ギターをこれから初めるという方もこの価格帯を選んで頂くことを推奨いたします。特に4万円台後半の「Fender Japan」ストラトキャスターは特に定番です。10万円に近づく程、材がよくなるので、音は勿論、弾き心地なども変わってきます。
10万円〜20万円
ここまでくると中~上級者でしょう(FenderUSA,GibsonUSAなど)フェンダージャパンなどのスタンダードモデルを数年使用し、更に良いギター、レベルへという時に選択肢に入るギターだと思います。
フェンダー社でもギブソン社でもUSA物が買え、国内産のギターも上等なものが購入出来る価格帯です。(ただ、思い切るのであれば、どうせなら20万位~の物を買った方が良いと個人的には思います。一番中途半端な価格帯と思います。)
20万円以上
ここからは国産、海外モデル共に上等な物になるので、個体の当たり、ハズレなどもほぼなくなります。好みや使用用途に合わせての価格帯と思います。こちらも価格が上がれば上がるほど、希少な材、インレイなど、見た目がゴージャスになります。
1万円〜2万円
ノーブランド物で見かけます。初めてのギターとしては使えると思いますが、エレキ同様、材質、パーツ、音に過度な期待は出来ません。出荷時から弦高が高いことなどもあり、購入後は細い弦に張り替えられた方が弾きやすいと思います。
3万円〜10万円前後
(YAMAHA,TAKAMINE,Epiphone,YAIRI,等)3万円出すと、定番のYAMAHAのアコースティックギターが買えます。初めてのアコースティックギターとしては弾きやすくオススメです。エレキが付いているもの(通称:エレアコ)もありますが、お好みで。ステージでも使う予定があるのであれば、エレアコを購入すると便利です。
10万円に近づく程、エレキ同様に材質、パーツが良くなる為、音、弾き心地ともに良くなります。アコースティック楽器は特に音と値段の比例がはっきりしています。
10万円以上
アコースティック楽器は上記にも書いたように、値段に比例して材質が変わっていくため、ここからは見た目を含む好みになってくるかと思います。値段が高いほど、希少な材質、音質、見た目がゴージャスになっていきます。